周囲の理解が必要
精神科や診療内科を訪れると、大変多くの人が受診しています。
その病状は人によって違うのですが、仕事をしていてうつ病になってしまった、という人は年々増えているようです。
うつ病という言葉も今では一般的になっていますが、その症状は様々です。
全く外出が出来ない、人と関わることが出来なくなった人もいれば、一見何も分からず、日常生活にも変化が感じられない人もいます。うつ病は精神的な病気なので、見た目で分かるものではないところが、大変な病気でもあります。
周りの人の理解を得るのが難しいのです。
会社には行けないのに、仕事は出来ないのに旅行には行ける、遊びには行ける、となると、普通は嘘ではないか、と疑うものです。うつ病の原因が仕事や会社である場合、その場所に近寄らなければ普通に生活が出来るので、このような矛盾を感じさせるのです。
うつ病は一度発症すると完治が難しい病気でもあります。
一度は回復して、日常生活に戻り、仕事も戻るようになっても、また何かのきっかけで発症するのです。仕事や会社が原因の場合、病状が回復しても元の職場に戻ることで再発するのはよくあることだそうですよ。許されるのであれば、仕事や会社といった環境を変えるのが一番の方法かもしれませんね。
新しい環境になれば、それはそれでまた新しいストレスが生まれるのですが、そのストレスがうつ病を発症させるストレスでなければ問題ありません。
ですが多くの人の場合、簡単に仕事や会社を変えることは出来ません。
回復すればまた仕事に戻り、また発症しては治療を繰り返すことになります。近年では社員のストレスや体調管理のために医師と連携している企業も増えてきました。このような機会があれば是非、活用するようにしましょう。
特に、システムエンジニアに関しては、責任感が強いがあまりにうつ病にかかってしまう人が多いようですので、予め対策を知っておくと安心ですよ。
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